「適応障害ってどんな状態なんだろう」
「自分に出ている症状も、適応障害と関係があるのかな」
「何が原因で適応障害になるんだろう」
そんな疑問を感じていませんか?
私自身も、診断されるまでは、適応障害がどのような状態なのかほとんど知りませんでした。
当時は、
「朝、会社に行こうとすると吐き気がする」
「仕事の日になると朝起きるのがつらい」
「仕事を休みたいのに言い出せない」
といったことがありました。
それでも、
「最近疲れているだけかな」
「みんなも頑張っているんだから、自分も頑張らないと」
と考え、無理を続けていました。
その後、会社へ行くことが難しくなり、病院を受診して適応障害と診断されました。
今振り返ると、適応障害を理解するには、現れている症状だけでなく、その頃にどのようなストレスや負担があったのかにも目を向けることが大切だったと思います。
この記事では、以下のことについてお話しします。
適応障害とは何か、どんな症状や変化が現れ、どのようなストレスが関係するのかを理解し、つらさが続いているときに次にどうするかを考えられるようになること。
適応障害とは?
適応障害は、仕事や人間関係、環境の変化など、その人にとって大きな負担となるストレス要因をきっかけに、気分の落ち込みや不安などの心の不調や行動面の変化が現れ、仕事や日常生活に支障が出ることがある状態です。
同じ出来事があったとしても、何をどれくらい負担に感じるかは人によって違います。
私の場合は、特に仕事に関する負担が大きくなっていました。
仕事量が増え、分からないことがあっても相談しづらい状況でした。
仕事で失敗することへの不安もあり、家に帰ってからも翌日の仕事について考える日が続いていました。
それでも当時は、
「もっと頑張らないと」
「自分で何とかしないと」
と考えていました。
ですが振り返ると、仕事の中で感じていたさまざまな負担が重なり、少しずつ心や体に余裕がなくなっていったのだと思います。
適応障害を理解するうえでは、現れている症状だけでなく、その背景にどのようなストレスがあったのかを知ることも大切です。
適応障害ではどんな症状や変化が現れる?
適応障害で現れる症状は、人によって異なります。
抑うつ気分や不安、心配などの心の変化だけではなく、ストレスが続く中で、疲労感や不眠など体に変化が出る場合もあります。
そのため、「この症状があるから適応障害」と、一つの症状だけで判断することはできません。
ここでは、心や体に現れる変化と、仕事や日常生活への影響について見ていきます。
心に現れる変化
- 気分が落ち込む
- 不安や心配が強くなる
- イライラしやすくなる
- 集中しづらくなる
私の場合は、特に仕事への不安が強くなっていました。
「仕事に行きたくない」と感じることが増え、仕事が終わって家に帰ってからも、仕事のことが頭から離れませんでした。
「また上司に怒られたらどうしよう」「失敗したらどうしよう」と考えてしまい、なかなか気持ちを切り替えることができませんでした。
体に現れる変化
適応障害では、気持ちの変化だけでなく、体に不調が現れることもあります。
例えば、
- 朝になると体が重い
- 疲れが抜けない
- 眠れない
- 食欲が落ちる
- 頭痛を感じる
- 吐き気や胃の不快感を感じる
などです。
私自身も、適応障害と診断される前には、朝なかなか起きられなくなったり、出勤前に胃の不快感を感じたりしていました。
当時は、朝のつらさや胃の不快感も、疲れがたまっているだけだと思っていました。
ですが、徐々に仕事へ行くこと自体がつらくなっていきました。
仕事や日常生活に支障が出ることもある
心や体の変化が続くことで、仕事や日常生活にも影響が出ることがあります。
私の場合も、最初から会社へ行けなくなったわけではありません。
つらさを感じながらも出勤を続けていましたが、徐々に仕事を続けることが難しくなり、最終的には会社へ行くこと自体ができなくなりました。
当時は単なる疲れだと思っていましたが、今振り返ると、会社へ行けなくなる前から心や体にさまざまな変化が出ていたのだと思います。
似た症状が現れる病気もある
ここまで紹介したような心や体の変化は、適応障害だけに見られるものとは限りません。
特に、適応障害とうつ病では似た症状が現れることもありますが、同じものではありません。
適応障害とうつ病の違いについて、もう少し詳しく知りたい方もいると思います。
以下の記事では、適応障害とうつ病の特徴や違いについて詳しくまとめています。
なぜ適応障害になるのか?
適応障害は、仕事や人間関係、環境の変化など、その人にとって大きな負担となるストレスがきっかけとなって起こります。
ただ、何をどれくらい負担に感じるかは人によって違います。
例えば、
- 仕事量が多い
- 長時間労働が続いている
- 上司や同僚との人間関係に悩んでいる
- 分からないことを相談しづらい
- 失敗することへのプレッシャーが強い
- 異動や転勤で環境が変わった
- 仕事内容の変化についていくことがつらい
など、人によってさまざまです。
また、一つだけではなく、いくつもの負担が重なっている場合もあります。
私の場合もそうでした。
仕事量の多さだけが負担だったわけではありません。
人間関係への悩みや仕事へのプレッシャーもありました。
さらに、
「自分が頑張ればいい」
「周りに迷惑をかけてはいけない」
「人に頼るのは申し訳ない」
と考え、つらくても一人で抱え込んでいました。
こうした考え方そのものが適応障害の原因だったと断定することはできません。
ただ、私の場合は、こうした考え方もあって周囲に頼ることができず、無理を続けてしまった面もあったと思います。
当時は、次のような流れで無理を続けていました。
仕事で負担を感じる
↓
それでも「まだ頑張れる」と働き続ける
↓
帰宅後も仕事について考える
↓
心も体も休まらなくなる
↓
少しずつつらさが強くなっていく
振り返ると、仕事量や人間関係、仕事へのプレッシャーなど、いくつもの負担が重なった状態で無理を続けていたのだと思います。
大切なのは、適応障害になった理由を「自分が弱いから」と決めつけるのではなく、自分にとって何が大きな負担になっていたのかを知ることだと思います。
適応障害かもしれないと感じたときに大切なこと
「もしかして適応障害なのかな」と感じたとしても、自分だけで「適応障害だ」と決めつける必要はありません。
まずは、以前と比べてどのような変化が出ているのか、その変化が出始めた頃に何があったのかを振り返ってみることが大切だと思います。
以前と違う変化を確認する
ここまで紹介した症状や変化も参考にしながら、以前の自分と比べて変わったことがないか振り返ってみてください。
一つ当てはまるからといって、それだけで適応障害と判断できるわけではありません。
ただ、以前にはなかった変化がいくつか出ていて、それが続いているなら、その変化を軽く見ないことも大切だと思います。
変化が出始めた頃に何があったのか振り返る
次に、心や体の変化が出始めた頃に、仕事や生活の中で何か変化がなかったか振り返ってみてください。
私自身も、あとから振り返ってみると、仕事量や人間関係、失敗への不安など、いくつもの負担が重なった頃から、心や体にも変化が出るようになっていました。
変化が出始めた時期と、その頃にどんな負担があったのかを一緒に振り返ると、自分の状態を理解する手がかりになると思います。
つらさが続く場合は医療機関へ相談する
心や体の変化が続いていたり、仕事や日常生活に支障が出ていたりする場合は、一人で抱え込まず、医療機関へ相談することも選択肢の一つです。
実際の診断は、症状の内容や経過、ストレスとの関係、仕事や日常生活への影響などを医師が確認したうえで行います。
私自身も、当時は、「ただ疲れているだけだろう」と思っていました。
ですが、つらさが続いたため病院を受診し、適応障害と診断されました。
「一度受診した方がいいかもしれない」と思っても、仕事をしながら病院へ行くことが難しい場合もあると思います。
そのような場合は、自宅から医師へ相談できるオンライン診療を利用する方法もあります。
ただし、状態によっては対面での受診が必要になる場合もあります。
心や体のつらさが続いているなら、自分に合った相談方法があることだけでも知っておいてください。
\自宅から今の状態を相談できる/
仕事を続ける・休む・辞めるか迷ったら
ここまで、自分に起きている変化や、その頃の負担を振り返ってみて、
「この状態で仕事を続けてもいいのだろうか」
「一度休んだ方がいいのだろうか」
「辞めることも考えた方がいいのだろうか」
と、今後について悩んでいる方もいると思います。
以下の記事では、私自身の経験をもとに、仕事を続ける・休む・辞めるか迷ったときの判断基準をまとめています。
まとめ(この記事のポイント)
- 適応障害は、その人にとって大きなストレスがきっかけとなり、心の不調や行動面の変化が現れ、仕事や日常生活に支障が出ることがある状態
- 症状の現れ方は人によって異なり、心や体に変化が現れ、仕事や日常生活に影響が出ることもある
- 一つの症状だけで判断せず、症状の現れ方やストレスとの関係も合わせて考える
- 症状や変化が出始めた頃に、どのような負担があったのか振り返る
- つらさが続いたり日常生活に支障が出たりしている場合は、医療機関へ相談する方法もある
「もしかして適応障害なのかな」と思っても、自分ではなかなか判断できないこともあると思います。
私自身も、適応障害と診断されるまでは、
「最近疲れているだけ」
「みんなも頑張っているんだから、自分も頑張らないと」
と考えていました。
ですが今振り返ると、大切だったのは、「まだ頑張れるかどうか」ではなく、
「以前と比べてどんな変化が出ているのか」
「自分にとって何が大きな負担になっているのか」
を知ることだったと思います。
自分にどんな変化が起きているのか、その頃にどんな負担があったのかを振り返ることが、今の自分の状態を理解する手がかりになると思います。
つらい状態が続いている場合は、必要に応じて医療機関にも相談しながら、次にどうすればいいかを考えてみてください。






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