適応障害の転職で失敗しない方法|適応障害を2回経験した私が学んだこと

再出発期

適応障害になったあと、

「転職しても、また同じように苦しくなったらどうしよう」
「次の職場でもうまくいかなかったらどうしよう」
「また適応障害を繰り返してしまうのではないか」

と不安になっていませんか?


私自身も、これまでに2回、適応障害を経験しました。


1回目のときに転職をしましたが、転職後に再び適応障害を経験しました。


その経験を通じて、会社を変えるだけでは同じつらさを防げない場合もあると感じています。


大切なのは、ただ転職することではありません。


自分がどんな環境で苦しくなりやすいのかを整理し、次は無理なく働ける環境を選ぶことです。


この記事では、適応障害を2回経験した立場から、転職で同じ失敗を繰り返さないために考えておきたいことをお話します。

転職すればすべて解決するとは限らない

転職によって、つらい環境から離れられることはあります。


私自身も、1回目に適応障害になったあと、合わない職場から離れたことで気持ちが少し楽になりました。


当時は、職場のことを考えるだけで気持ちが重くなり、戻ることを想像するだけでもつらい状態でした。


そのため、環境を変えられたこと自体は、私にとって大きな意味があったと思っています。


ただ、転職すればすべて解決するわけではありませんでした。


当時は、今の職場から離れることばかり考えていて、「なぜ苦しくなったのか」を十分に整理できていませんでした。


そのため、

「なぜつらくなったのか」
「どんな働き方が合わなかったのか」
「どんな環境だと無理をしやすいのか」
「次は何を避けるべきなのか」

を整理しておくことが大切だと感じました。


転職そのものが悪いわけではありません。


大切なのは、会社を変えることではなく、同じつらさを繰り返さないために何を変えるべきかを考えることだと思います。

失敗パターン1|「今の職場が嫌だから」だけで転職する

仕事で追い込まれているときは、

「とにかく今の職場から離れたい」

という気持ちが強くなります。


これは自然なことだと思います。


私自身も、当時は冷静に次の働き方を考える余裕がありませんでした。

「もう戻りたくない」
「早く別の場所に行きたい」
「この職場じゃなければ大丈夫なはず」

そんな気持ちが大きかったです。


今の職場を離れることは必要かもしれません。


ですが、次の職場でどんな働き方をしたいのかまで考えないと、転職先を選ぶ基準が曖昧になります。


例えば、

「今より給料が良ければいい」
「内定が出たところでいい」
「とりあえず正社員ならいい」
「今の会社じゃなければどこでもいい」

という状態で転職すると、自分に合わない環境を選んでしまう可能性があります。


大切なのは、今の職場から離れることだけではありません。


次の職場で同じつらさを繰り返さないために、自分にはどんな環境が合っているのか、逆にどんな環境を避けるべきなのかを考えることが大切です。

失敗パターン2|適応障害になった原因を整理しない

転職で同じつらさを繰り返さないためには、自分がなぜ体調を崩したのかを振り返ることも大切です。


もちろん、原因をひとつに決めるのは難しいと思います。

  • 人間関係
  • 業務量
  • 責任の重さ
  • 残業
  • 仕事内容の不一致
  • 相談できない環境
  • 職場の雰囲気
  • 通勤の負担

いろいろな要因が重なって、限界になった方も多いと思います。


ただ、原因が曖昧なままだと、次の職場選びで何を避ければいいのかわかりません。


例えば、人間関係が大きな原因だったのに、また相談しにくい職場を選んでしまう。


業務量が原因だったのに、忙しさが当たり前の職場に入ってしまう。


責任の重さが原因だったのに、また一人で抱え込みやすい仕事を選んでしまう。


こうなると、転職したのに同じような苦しさを感じる可能性があります。


適応障害になった経験を思い出すのは、つらいこともあります。


ですが、次の職場で同じつらさを繰り返さないためには、

「自分は何が限界だったのか」
「どんな環境で無理をしやすいのか」
「次は何を避けたいのか」

を少しずつ整理することが大切です。


ここで完璧に答えを出す必要はありません。


まずは、前職でつらかったことを書き出すだけでも十分です。

失敗パターン3|前職の反動で極端な条件を選ぶ

適応障害を経験したあとの転職では、前職の反動で極端な条件を選びたくなることがあります。


例えば、前職で残業が多かった場合です。

「もう絶対に残業したくない」
「残業ゼロの会社じゃないと無理」

と思うかもしれません。


もちろん、残業が少ない職場を選ぶことは大切です。


ただ、残業時間だけで選んでしまうと、仕事内容や人間関係、職場の雰囲気を見落としてしまうことがあります。


前職で人間関係がつらかった場合も同じです。

「もう人と関わりたくない」
「一人でできる仕事がいい」

と思うかもしれません。


ですが、完全に人と関わらない仕事を選んだ結果、今度は孤独感や相談できないつらさを感じることもあります。


前職で責任が重かった場合は、

「もう責任のない仕事がいい」
「楽そうな仕事がいい」

と思うかもしれません。


でも、仕事内容にまったく興味が持てなかったり、将来に不安を感じたりすると、別の苦しさが出てくることもあります。


前職のつらさから逃げたい気持ちは自然です。


ただ、反動だけで選ぶと、今度は別の面で合わない職場を選んでしまうことがあります。


大切なのは、

「前職と真逆ならいい」

と考えることではありません。


自分にとって無理なく続けられるバランスはどこかを考えることです。

  • 残業が少ないこと
  • 相談しやすいこと
  • 仕事内容に大きな負担がないこと
  • 通勤に無理がないこと

そうした条件を、ひとつだけでなく全体で見ていくことが大切だと思います。

失敗パターン4|「受かった会社=自分に合う会社」と思ってしまう

適応障害を経験したあとだと、自信がなくなることがあります。

「自分はまた働けるのかな」
「ブランクがあると不利なのでは」
「こんな自分を採用してくれる会社は少ないかもしれない」

そう感じる方もいると思います。


その状態で内定が出ると、

「採用してくれたなら行った方がいい」
「ここを逃したら次はないかもしれない」
「せっかく受かったのに断るのはもったいない」

と思いやすくなります。


私自身も、転職活動では内定をもらうこと自体が大きな安心材料に感じました。


ただ、内定が出た会社が、必ずしも自分に合う会社とは限りません。


会社が採用したいと思ってくれたことと、自分が無理なく働ける環境であることは、別の話です。


例えば、

  • 業務量が多そう
  • 入社後すぐに一人で任されそう
  • 面接で違和感があった
  • 質問への回答が曖昧だった
  • 職場の雰囲気が合わなそう
  • 休みにくそうな空気を感じた

こうした違和感があるなら、内定が出たあとでも慎重に考えていいと思います。


転職では、内定をもらうことがゴールに見えやすいです。


でも本当に大切なのは、入社してから無理なく働き続けられるかどうかです。


「受かったから行く」ではなく、「この環境で続けられそうか」 を考えることが大切です。

失敗パターン5|転職後にまた頑張りすぎる

適応障害の転職で見落としやすいのが、入社後の働き方です。


転職先が決まると、

「今度こそ失敗したくない」
「早く認められたい」
「迷惑をかけたくない」
「前職の分まで頑張らないと」

と思うことがあります。


私自身も、適応障害を経験したあと、「次こそはうまくやらないと」と考えすぎていました。


周りに迷惑をかけないようにしようとして、必要以上に頑張ろうとしていた部分もあったと思います。


でも、入社直後から無理をしすぎると、また疲れがたまってしまいます。


新しい職場では、覚えることが多いです。


人間関係も一から作る必要があります。


仕事の進め方も、会社ごとに違います。


それだけでも、かなりエネルギーを使います。


だからこそ、転職後は最初から完璧を目指さなくていいと思います。

  • わからないことは聞く
  • 一人で抱え込まない
  • 疲れを感じたら早めに休む
  • 無理な残業が続くなら相談する
  • できないことをできるふりしない
  • 体調の変化を軽く見ない

転職できたから終わりではありません。


転職後に無理をしすぎないことが、同じつらさを繰り返さないために大切だと思います。

転職で失敗しないために整理しておきたいこと

適応障害を経験したあとに転職を考えるなら、次のことを整理しておくとよいと思います。

転職前チェックリスト
  • 前職で一番つらかったことは何か
  • 体調を崩す前にどんなサインがあったか
  • どんな働き方が自分に合わなかったか
  • 次の職場で避けたいことは何か
  • 働き続けるために必要な条件は何か
  • 自分にとって無理なく続けられる環境はどんな職場か
  • 自分はどんな場面で無理をしやすいか
  • 入社後に頑張りすぎないために何を意識するか

この整理ができていると、転職活動で迷ったときの判断基準になります。


求人を見るときも、内定をもらったときも、

「この会社は自分に合っているのか」
「また同じつらさを繰り返さないか」
「無理なく続けられそうか」

を考えやすくなります。


適応障害を経験したあとの転職では、焦って決めるよりも、自分に合わない環境を避けることを優先した方がいいと思います。

まとめ

適応障害の転職で大切なのは、「早く次の職場を決めること」ではなく、同じつらさを繰り返さないことだと思います。


転職は、つらい環境から離れるための選択肢です。


ですが、会社を変えるだけでなく、自分に合う働き方を考えるきっかけにもなります。


焦らなくて大丈夫です。


まずは、自分が何で苦しくなったのかを少しずつ整理することから始めてみてください。

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